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MPUF研究開発プロフェッショナルの流儀 第4回
新たな先端医療創製を目指したものづくり
〜機能性小分子の開発から、細胞機能の自在プログラミングまで〜


無料オンラインセミナー(Teams)となります。実施方法等の詳細については、お申し込みをいただいた方へ、開催当日正午を目安に個別の一斉メールで接続方法等ご案内いたします。

【スピーカー】小嶋 良輔 氏
東京大学 大学院医学系研究科
生体物理医学専攻 医用生体工学講座
生体情報学分野 助教


2009年、東京大学薬学部卒業。2014年、東京大学大学院薬学系研究科博士課程 修了。2014年~2017年まで、スイス連邦工科大学チューリッヒ校(ETH Zurich)博士研究員(Human Frontier Science Program (HFSP), Long-term fellow)を経て、2017年より現職。2017年10月~2021年3月まで、JSTさきがけ研究者を兼任。2019年にHFSP Career Development Awardを受賞

【ご講演内容】

「ものづくり」というと皆さん何を思い浮かべるだろうか。熟練した技術者が工芸品を匠の技で作る様であろうか。それとも、建築家が多くの人の笑顔を生み出す空間を作り出す様であろうか。私も若いころには「ものづくり」といえばこのような一般的なイメージしか持ち合わせておらず、なにか目に見える新しいものをつくる建築でも学ぼうかと大学に入学したものである。しかしながら、とある授業で「有機化学は建築である」と先生が放った一言を最初のきっかけに、「ものづくり」としての化学の魅力に取りつかれ、様々な機能性分子をデザインして実際に自分の手で作り出し、さらにそれを新たな医療技術の創製や生命現象の解明に役立てるケミカルバイオロジー研究にのめりこんだ。さらに、小分子をいじっているだけでは飽き足らなくなってきた私は、よりハイスペックな機能を発揮できる細胞に自らプログラムを書き込み、望む機能を発揮するよう改造する合成生物学研究にも手を出し、気づけばこの分野の先端を切り拓くことを目指す研究者になってしまった。要所要所で大きな偶然も重なって現在のキャリアや研究分野の選択に至っており、人生わからないものである。
本講演では、有機小分子や、DNA、RNA、タンパク質といった生体分子を自在に組み合わせて望みの機能を持つ分子や細胞を創出し、最終的にはこれを次世代医療に応用することを目指す、最新のケミカルバイオロジー研究・合成生物学研究について紹介する。ミクロな世界の「ものづくり」の魅力・おもしろさを皆さんに少しでもお伝えできれば幸いである。
また、演者が現在のキャリアや研究分野を選択するに至った上述の経緯についてもお話ししたいと考えており、研究者を目指す大学生や、若い研究者がキャリアパスを描く一助になれば幸甚である。

開催日時 2021年4月28日(水) 19時〜21時 ※オンラインにて
受講料 無 料
お申込み
※リンクURLのご案内ができるのは
開催日11時までのお申込み受付分までとなります

 【講座監修およびコーディネイト】 MPUF代表 枷場(はさば)博文
 【主 催】 Microsoft Project Users Forum(MPUF)
 本セミナーに関するお問い合わせは info@(半角アットマーク)mpuf.org までお願いいたします

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